最後の卒業式

 和歌山県の赤十字看護専門学校で最後の卒業式が行われました。さみしいですね。

 ここ10年で、看護専門学校・准看護学校の廃校が増えています。その原因は、看護大学が異常に増えたことと若者の減少です。大学では定員割れが相次ぎ、安易な方法として、女性に人気のある看護学部を増設したり、看護大学を作ったため、学生の取り合い状態になっています。そのあおりを受けて、看護学校等の志望者が減っているのが主な原因です。

 さらに新型コロナの前までの、好景気?で雇用状態が良かったことも、看護学校志望者の減少につながったと思います。

 さて、今年はどうでしょうか?

 景気が悪くなると、何か資格取得をと考える人が増えます。そして看護学校志望者も増えるのが普通です。しかし、今回は、様子が違います。それは医療従事者のリスクが、クローズアップされているからです。医療従事者は、職業柄、新型コロナ感染のリスクが高いといわれているからです。そして世間では、医療従事者に対する警戒の目もあります。そういったことも重なって、今回は、不景気になるとわかっていても二の足を踏む方が多いのではないかと思います。

 しかし実際今年看護学校に入学しても、実際に仕事につく頃には、感染のリスクはかなり低くなっていると思います。

 加護氏を目指す方にとっては、今年はねらい目かもしれませんね。

 

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