敬老の日に考える ― 日本の高齢者人口と高齢化率

はじめに

9月の第3月曜日は「敬老の日」です。長寿を祝い、感謝の気持ちを表す日ですが、ケアマネジャーを目指す受験生にとっても、高齢者人口や高齢化率は必ず押さえておきたい重要ポイントです。今回は、最新の統計を踏まえて、日本の高齢化の現状を整理してみましょう。

日本の高齢者人口

総務省統計局のデータによると、2024年9月時点での高齢者(65歳以上)の人口は 3,624万人 で、過去最多を更新しています。これは日本の総人口のおよそ 29% を占めています。

  • 男性高齢者:1,572万人

  • 女性高齢者:2,052万人
    → 女性のほうが多く、長寿社会の特徴が表れています。

高齢化率の推移

高齢化率(65歳以上が総人口に占める割合)は年々上昇を続けています。

  • 1980年:約9%

  • 2000年:約17%

  • 2020年:約28.7%

  • 2024年:約29.1%

この数字からも分かるように、日本は「世界一の高齢社会」といわれています。

ケアマネ試験でのポイント

ケアマネ試験では「日本の人口構造」に関する基礎知識がよく出題されます。特に次の点は要チェックです。

  1. 高齢者人口の総数(3,600万人前後)

  2. 高齢化率(約29%)

  3. 今後の推移(2040年ごろには3人に1人が高齢者になる見込み)

単なる暗記ではなく、「なぜケアマネにとって必要な知識か」を意識して学ぶと、理解が深まります。

おわりに

 

敬老の日は、数字を学ぶだけでなく「長寿をどう支えていくか」を考える良い機会です。ケアマネを目指す皆さんも、この日をきっかけに高齢化社会の現状を理解し、実務に役立つ知識として定着させていきましょう。